「ベトナム発・シーフード加工のスタートアップカンパニー」

はじめまして、山本真也(なおや)です。この度、シーフードのスタートアップカンパニーのSAVOURY SEA GIFTをベトナムフーコックで起ち上げました。

まだまだ起業初期で、ヒト・モノ・カネでいうところに目処はついておりませんが、日々淡々と準備にあたっております。

とくに取り柄のない僕が、起業ロゴを綴るなどお恥ずかしい限りですが、同じように海外ビジネスに興味のある方に向けて情報を発信できればと思います。第一弾として、「シーフードのスタートアップ」としてのビジネスモデルと今後作りたい未来があることを知ってほしいと思い、ここでお伝えさせていただきます。

□目次
• 3月に内定辞退、24歳でベトナムへ
• ベトナムフーコックでシーフード加工の製造販売会社を起業します
• ビジネスモデル
• 実店舗を1つ、加工工場を1つ設立
• シーフードビジネスでベトナム・東南アジアを代表する企業へ

• 3月に内定辞退、24歳でベトナムへ

今思うとお恥ずかしい話ですが、5年間通いつめた大学で卒業単位を無事取り終え、某ITメガベンチャーへの就職が決まっていましたが、入社式直前の3月19日に内定を辞退してしまいました。理由は特にはなかったですが、将来的に海外で起業したいというのを漠然と考えておりました。

そして、当時付き合っていた彼女と札幌でルームシェアをしていた友人と仲良くしていた何人かの友人に報告をして、2014年24歳の誕生日を家族にお祝いしてもらいベトナムにやってきました。一人息子であるだけに祖父母、母親からの期待は昔から大きく、有名大学→大手企業というレールに全く乗れなかったのは少し申し訳なかったと今でも思います。

ラッキーなことに、すぐにベトナム発の日系会社に内定を頂き勤務していたのですが、2年弱で辞めてしまいました。会社の成長性はあり、一緒に働く同僚も優しくて面白かったですが、すぐに飽きてしまいました。

• ベトナムフーコックでシーフード加工の製造販売会社を起業します

ビジネス案はこの2年間いろいろ考えてきましたが、全部ボツりました。今思うと、ノートに綴ったものや散々たるものばかりです。

シーフード加工販売で行こうと決めたのは、直感と思いつきが大きいというのが本音です。が、あえてかっこよく纏めると……

1.仕入れのしやすさ
ベトナム産のイイダコやイワシ、スルメイカなどは日本輸入が多く、現地調達生産は以外と小さい規模でもできるのではと思ったこと。

2.市場のポテンシャル
水産加工品と言っても、エビ、スルメイカ、カタクチイワシなどを天日干しにしただけのものがプラスチック包装され並んでいるだけで嗜好性、デザイン性にこだわったものが少ない。

▶ベトナムでのシーフード加工品売り場の様子

3.Kien giang省の経営者Dungさんとの出会い

外資系一般消費財のディストリビューターとして成功され、ホテル経営も担うベトナムのDungさんとの出会いがありました。ニャチャンかダナンかムイネーかと加工先を迷っていた際に”今後はフーコック”ということだったので決心がつきました。

何か手伝うことがないかということだったので、普通では請け負ってくれないような小ロットでの設備機械の発注や店舗選定などを手伝ってもらいました。しかも小売店への販路開拓にも力を貸してくれそうで出会いに感謝しております。

▶右側に写る厳かな雰囲気のあるおじさんがDungさん※後ろの背景に写っているリゾートホテルがDungさんの経営する"sammy hotel"

• ビジネスモデル

1.テクノロジーを活かした商品開発
韓国製の焙焼機や食品乾燥機、自社開発の伸ばし機、煎餅焼き機(開発段階中)を導入し、来訪するお客様に感動やワクワクを提供していきます。

2.水産業従事者との関係
ベトナムでは、水産業従事者→中間流通業者→路面店→お客様に商品が渡る段階で、品質保証が未だ確証されておりません。たとえば、炎天下の路面に商品が陳列されたり、室温化で商品が運送されたりという現状があります。

水産業従事者と直接取引を行うことで、その日で水揚げされた水産製品を加工調味し、品質にこだわりさらにはトレーサビリティを確立します。

3.デザインへのこだわり
お店の内装から商品パッケージ、商品袋まで製品をご購入してくれたお客様からもらう人まで全ての人にデザインを通してプラスワンの感動を提供します。

商品パッケージや会社ロゴには"marou chocolate"のパッケージデザインを製作した"Mr. K"へ依頼。今後、K自身がデザイン会社を法人化するということで、お互いのメリットを生かした当社とのパートナーシップ契約が実現しそうです。

▶店舗の内装が自分のイメージと異なると熱弁するデザイナーKの様子

4. 加工から包装まで手作りへのこだわり
商品は全て工場で働くベトナム人によって加工調味され、包装されます。

5.フラットな情報発信
フーコックを訪れる全ての観光客にリゾートホテルの紹介や飲食店情報を発信することで、フーコックの観光産業全体が活気づく活動に投資します。

ゆくゆくは、ベトナム全土63県に事業を展開し、ベトナムの観光マップのような情報メディア作りをしたいです。

• 実店舗を1つ、加工工場を1つ設立

思いがけない情報を聞きつけ、政府が新しく進めるナイトマーケットの一等地に賃貸契約を結ぶことができました。大家さんはアメリカ国籍のVIET KIEUさんでアメリカへ今度移住されるそうです。お隣さんは創業○年目のピーナッツ販売会社のようです。

▶Phu Quoc一号店の店舗デザインイメージ(まだまだイメージとは違うのでIn houseデザイナーと打ち合わせ中です)

最も力を入れたのは、イメージを明確にする店舗デザインを工夫することです。店舗を訪れるお客様にワクワクと感動を提供することです。ブランディング担当、インテリアデザイナーとグラフィックデザイナーで打ち合わせを繰り返しております。

フーコックの郊外に100cm2ほどの小さな空き家を改装して工場を作りました。生産効率、歩留まりも大切ですが、食品ビジネスで最も重要なのは味と鮮度。Can Tho大学のシーフード食品専攻の教授、学生の力を借りて、ここでは日々商品開発に取り組む予定です。

▶Phu Quocの郊外にある100㎡ほどの一軒家を改装した工場(外装は牢獄のようですが、中は綺麗です笑)

商品開発を行う上で必ず守ろうとする5つのルールがあります。それは、「Handmade-製品の加工から包装まで全て手作りにこだわること」、「Fresh-どれだけ原価率が上がっても、地元でその日に水揚げされた水産物を直接漁師から仕入れること」、「Natural ingredients‐保存料、着色料を使わず安心して食べられること」、「Traditions‐昔ながらの漁法と製法で商品をつくること」、「Quality‐食品衛生基準の認可を受けた製品を販売すること」です。

これから収益が安定すればの話ですが、干物の腐りにくい水分活性の研究やイイダコやスルメイカの効能などを追求することで美味しさに科学の力を加えていきたいと思っております。

• シーフードビジネスでベトナム・東南アジアを代表する企業へ

ベトナム国内の1人あたりの水産物年間消費量は26kgと言われており(2007年 FAO調査)、所得水準、嗜好性の上昇により潜在的需要は年々増加傾向にあります。

2010年からは中国の人件費の高騰を背景に製造業全体では、より安価な人件費と安全性を求めてベトナムにシフトする傾向がありました。しかし、食品製造の分野ではまだまだ中国やタイに及んでいないのが現状です。

僕にできることは、シーフードのスタートアップとしてビジネスをスケールさせることで「加工の技術力」、「安全性」を担保できる会社基盤を整えること、美味しそうに見えるデザインにこったパッケージ製作、デザインフルな店舗をもつことで訪れるお客様にさらなる感動を届けることだと思っています。やるからには、水産加工品の分野でベトナム強いては東南アジアNo.1のシーフードカンパニーを作りたいです。

応援よろしくお願いいたします。