ベトナムフーコックでお土産やさんを経営している人のはなし

24歳で日本を飛び出し、ベトナム生活も3年半が経過!ベトナムフーコック島でシーフード加工の製造会社とお土産さんを2店舗経営しています!目指すはフーコック発!ベトナムシーフード加工会社の頂点です。このブログでは、フーコックでの経営の話や生活、観光情報などおもしろ可笑しく「ゆるく」更新していきます!

「自社開発① ベトナムで業務用機械をオーダーメイドしてみました!」

こんにちは、SAVOURY SEA GIFT代表の山本真也(なおや)です。

さて、工場への業務用機械の設置も大詰めになってきましたと言いたいところですが、実際まだほとんど進んでおりません。

今のところ資金調達を考えておらず、学生の頃からコツコツと貯めてきた手金だけでスタートさせようと思っているゲリラ的な立ち上げなので、ちょっと参考にはならないと思いますが「節約出展計画」にご興味あればご一読ください。

今回は、自社開発①と題して煎餅焼き機を自社開発するにいたった経緯と、エピソードをお伝えいたします。

□ 目次
・ 耐電圧と物流コストの兼ね合いで日本製品の輸入を断念
・ 受注から納品までの流れ
・ 今回受注に協力してくれた工場の様子
・ オーダーメイド製品の見積額を公開します
・ まとめ

・ 耐電圧と物流コストの兼ね合いで日本製品の輸入を断念

▶三鳥産業株式会社さまの業務用手焼煎餅焼き機

今回、日本から取り寄せようとした製品は、三鳥産業株式会社さまの「業務用手焼き煎餅焼き機」です。早速、国際電話で問い合わせたところお見積金額は28万円(税別)とのこと。これなら一台だけ購入して、ベトナムで量産すればいいかなと思い、ローカル物流会社に見積り依頼を出しました。ちなみに、30kg以内であればEMSが一番安いですが、今回注文の機械は80kgを超えています。

ベトナム人スタッフの知り合いが勤務している物流会社に頼むので、「ベストな提案」が来るはずとのことだったので期待して待つこと2日間……受験結果を待つ面持ちで受診メールを開封したところ、5秒で撃沈しました。高すぎました。

中古製品で代用しようとも思いましたが、業務用機械は製造年度が5年以上経過する中古製品はベトナムに輸入できないという制限がかけられております。また、機械エンジニアの友人に相談したところ耐電圧数が100Vの日本製品を耐電圧数220Vのベトナム用に改造はできるが、商品の寿命に影響を及ぼす可能性が大いにあるとのことから輸入を断念しました。

・ 選定から納品までの流れ

業務用機械の小ロットの受注を請けてくれる会社はほぼ皆無で、Dungさんというホテル経営者の伝をたどりやっと請け負ってくれる会社が選定できました。

まず、請け負ってくれる会社には機械の詳細設計を描いた簡単な設計書と、用途を説明する仕様書を送ることから始まります。こちらは一人ではできないので、通訳してくれる知り合いとホーチミン工科大学の学生に設計書の作成をお願いしました。

▶ 業務用手焼き煎餅焼き機の仕様書は紛失したので変わりに食品乾燥機の設計書 

次に、工場のマネジャーから請負OKの連絡を受けると、見積書と納期に関する連絡が入ります。2週間で依頼した機械3台を生産してくれるということと、他に見積まで出してくれる会社が無かったのでもちろんこちらの返事は即決OK。

まあこちらは南国ベトナム、もとより納期が遅れることは想定内でしたが、ほぼ毎日ベトナム人メンバーとDungさんがフォローアップし続けてくれる状態が続きました。工員からは嘘の進捗状況のメールが送られてきたりと結局1ヶ月遅れて、試作品が出来上がりました。

・ 今回受注に協力してくれた工場の様子

ホーチミン市内からバイクで走ること30分の距離にそのローカル工場はありました。住所が非常にわかりにくく、道なき道を走行しやっとこさたどり着きました。規模は300~400㎡ほどの大きさで、10代の青年が出迎えてくれました。

外国人が来たということで、物珍しさか色々工場の中を案内してくれました。ベトナム人優しいですね。

▶工場内に寮があるようで、皆さんここで生活してます。

▶犬も寝てたりしましす。番犬変わりでしょうか?!

▶年季の入ったKOMATSU製の機械プレス機

肝心の製品は、こちらです。着火式の時限爆弾のようなリモコンと、僕の体重は裕にこえる鉄の固まりが並べられてありました。内部を空けて確認した所、両面からの焙焼が可能で加圧用のハンドルも装着されてありました。延期、延期で時間はかかりましたが、完成品をみたときは感動しました。

▶完成して梱包される前の機械

工員のほとんどが10代のティーン・エイジャーというのは発展途上国の特徴で、敷地内に寮もあり住み込みで働いているようです。成人男性を雇用するより、雇入時の給与が安いようで、15,000~20,000 VND/時間(約75~100円/時間)が相場のようです。

・ オーダーメイド製品の見積額を公開

今回の題材で取り上げた「業務用手焼き煎餅焼き機」は、税込み12,000,000 VND(約6万円)で国内製品と比べると20万円以上お安く上がりました。これくらいだと1年間くらいで故障しても、減価償却できそうです。

ベトナム製の業務用機械を購入するのはもちろん始めてで、この工場には他に「業務用10段指し×3の食品乾燥機」、「自動伸し機」をオーダーしました。生産体制を整えて、売上予測が立てば、それぞれ量産し恩返ししますね!

・ まとめ

費用を抑えたゲリラ式の工場立ち上げ話なので、参考にはならないと思いますが出展までの段取り経過でした。

今回の学びは、1. ベトナムでは基本的に納期はあってないようなもの、2. 完成には猛烈なプッシュが必要、3. キャッシュに余裕があれば韓国、中華製、日本製品の輸送をオススメしますの3点でした。

ただ、今回ベトナムのティーン・エイジャーが作ってくれた機械はどれも想像以上の出来で感動しました。

さて、今週末からいよいよフーコックです。